三空叩き込み(さんくうたたきこみ)

三空叩き込み(さんくうたたきこみ)とは

三空叩き込みとは、何かしらの悪材料(悪い情報)が出たことで、3連続「窓」を開けて急落することを言うよ。
下記の記事で解説した「窓(まど)」のことを「空(くう)」とも言って、空(くう)が3回できることから「三空(さんくう)」と呼ばれているんだ。


三空叩き込みは、売りが売りを呼んで投げ売りが止まらない状態を表すんだけど、3回「下窓」を開けて下落が続けば、底を打った可能性が高く、反転に向かうと言われているよ。

1つ目の窓(空)は、悪材料によって狼狽売り新規の空売りが殺到したことを表す窓。
2つ目の窓(空)は、狼狽売りに加え、追撃の空売りが入って出来た窓。
3つ目の窓(空)は、下げ止まらない恐怖からの投げ売りによって出来た窓。
と考えることができるんだ。
窓が3つも開いて下落するということは「売り圧力」が非常に強い証だけど、売りたい人は一通り売った(一巡した)状況でもあり、また今度は空売りの買戻しが大きな「買い圧力」に変わることから、三空叩き込みは「買いシグナル」だと言われているんだよ。
下記の様に、ローソク足4本目(4日目)が大底となる可能性が高いんだ。

このチャートパターンが安値圏で現れたら、セリング・クライマックス(売りの最終局面)だと判断され、新規の買いも大量に入ってくることが考えられるので、細心の注意を払いながらも積極的にエントリーしてみてね!
ただし、悪材料の内容によっては、「四空」「五空」と更に下に掘る可能性もあるから気を付けて。
例えば、経済や政治などの予期せぬ悪材料や天災といったように、相場全体が下がっているときの三空叩き込みは「強気」で入っても良いと思うけど、上場廃止や粉飾決算など、深刻な問題を抱えた「三空叩き込み」は買いシグナルだとは言えないよ。
三空叩き込みは「逆張り」という上級者向けの手法でもあるので、悪材料の内容をしっかり見極めてエントリーしてね!


関連記事

  1. 時価総額(じかそうがく)

  2. 赤三兵(あかさんぺい)

  3. PBR(株価純資産倍率)

  4. 押し目待ちに押し目なし

  5. 三尊天井(さんぞんてんじょう)

  6. トンボ(ローソク足)

カテゴリー

  1. カブーの自己紹介

    2021.12.23

  2. PBR(株価純資産倍率)

    2021.03.01

  3. BPS(1株あたりの純資産)

    2021.02.28

  4. トウバ(ローソク足)

    2021.01.29

  5. トンボ(ローソク足)

    2021.01.28

  6. トンカチ(ローソク足)

    2021.01.27

  7. カラカサ(ローソク足)

    2021.01.26

  1. 株価が上がりやすい時期・下がりやすい時期を徹底解説!

  2. カップウィズハンドル

LINEFX0714