休むも相場とは
株式投資の格言の中に「休むも相場(やすむもそうば)」というものがあるよ。
「買い」や「売り」といった投資行動だけでなく、休むことも選択肢の一つに入れなければいけないといった、先人の教えなんだ。
これは「デイトレーダー」や「専業投資家」関係なく、みんなに当てはまる格言だといえるよ。
ボクの失敗体験をもとに、具体的に説明するね!
カブーの失敗体験
ボクは株をはじめたころ、デイトレにハマりにハマって、毎日株を売買していたんだ。
一日に数万円が簡単に稼げたことから、「休むことがもったいない」と思って毎日取引をしていたよ。
でも今おもえば、それはただの「上昇相場」で運が良かっただけ。
やがて下落相場となり、損をする日が増えてきたんだ。
当時は空売り(売りから入る投資手法)はしていなかったので、下落相場の中でも「買い」しか方法はなく、また「休む」という選択肢もなかったからどんなに難しい状況でも安値を探してエントリーしていたよ。
その結果、とあるトレードで大損してしまうことに。
今かんがえたら本当にバカだよね!
自分が苦手な相場だとわかっているのに、無理にトレードしたことで大事な資産を減らしてしまうんだから。
このときに、稼ぎにくい日(難しい日)は潔く休んだ方が良いということを学んだよ。
稼ぎにくい日とは
昔と違い、今では「空売り」もやるようになったので、上昇相場でも下落相場でも対応できるようになったんだけど、先行きが不透明で予想もつかないときは、無理に入らないことにしているんだ。
例えば「アメリカ大統領選挙前」など、乱高下が激しくなる相場では「何もしない」というのも一つの手だよ。
リスクが高い日(稼ぎにくい日)にトレードをして資産を減らすくらいなら、何もしないで「プラマイゼロ」の方が遥かに良いしね!
(やっと学んだブヒ)
この他にも、大損をした翌日は、冷静に判断できない場合があるので、あえて休むときがあるよ。
損をすると「取り返さなければいけない」との思いが先走って、利益確定が遅れたり、損切りができなくなってしまうからね。
こうなるとドンドン悪循環に陥ってしまうので、一度ノーポジ(何も保有していない状態)になって、客観的に相場を見るのが大切だよ。
ちなみに「休むも相場」と同じような格言に、「売るべし、買うべし、休むべし」といったものもあるんだ。
これは、相場の神様と呼ばれる江戸時代の投資家「本間宗久」が唱えた言葉だよ。
投資家にとって「休むこと」は本当に大事なんだね。
みんなも「買う」や「売る」以外の選択肢に「休む」という投資行動を加えて、余裕を持ったトレードを心掛けてみてね!