トンカチとは
トンカチとは、胴体が短く上ヒゲが長い「ローソク足」のことを言うよ。
上ヒゲの長さは胴体の3倍以上と言われていて、陽線のトンカチは「上影陽線」、陰線のトンカチは「上影陰線」とも呼ばれているんだ。
このトンカチは、どちらも上ヒゲが長いことが特徴で、最終的には売り圧力が強まったことを意味するよ。
陽線の場合、寄り付いて間もなく「大量の買い」が入って株価は大きく上げたけど、その後の「売り圧力」によって始値付近まで押し戻されたことを表しているんだ。
一方、陰線の場合も、陽線と値動きはほぼ一緒で、最初に大量の買いが入って大きく上げるも、その後の「売り圧力」によって始値より安い価格で引けたことを表しているよ。
そのため、どちらのローソク足も売りシグナルだと言われていて、相場の下落転換を示唆しているんだ。
特に高値圏で「上影陰線」が出た場合は、天井を打った可能性が極めて高いから気を付けてね!
恐らく、利益確定の売りに加え、機関投資家が大量に空売りを入れたと考えることができるよ。
そうなると下降トレンドまっしぐらなので、買い方は早めに手仕舞いをしてね。
一方、陽線のトンカチ(上影陽線)が安値圏で出現した場合は、相場が上昇に向かう可能性があるとも考えられるんだ。
最終的に売り圧力に押されたけど、一度は強い上昇を見せたので期待は持てるよ!
次の日の始値がギャップアップしたら「強気」、ギャップダウンしたら「弱気」と考えることができるので参考にしてみてね!